(株)斎藤模型

『我、思う故に我在り』 自分の存在している証というものは、
自分が考えていることそのものである。
日々、思い、感じたことを言語化するということは、
自分を客観的に見るという意味でおもしろいのではなかろうか。
そして、それがある程度は公的な場であるということで、より整理されていくのではないか。
自己満足的で、自己処理的なブログというメディアに参入する上での宣言文。
平常心をモットーに生きる。
連絡先は saitomokei@hotmail.co.jp
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新宿二丁目のど真ん中で

9月9日から13日に





という、舞台があり、
その舞台美術を、今の設計事務所でやらせてもらい、
担当しました。


舞台の稽古を 見ていると
脚本という、個人がつくり込んだネタをもとに
みんなで 芝居を練り上げて 
一つのものをつくっていくようなライブ感が
とても 刺激的でした。

いいミーティングや打ち合わせができたときの爽快感というか
コミュニケーションが生身で 気持ちよかった。

そして、何かと何かを つなぐという関係性をつくろうという姿勢、
演者とお客さん、空間と人をつなげていく感覚。

建築と同じなんだなあ と思いました。


場所は TINY ALICE という
とても、アングラな感じのキャパが100人くらいのハコです。
雰囲気はかなり よいです。
音楽も生バンドが入ります。


チケットは、5000円と高めだけど…
(連絡くれれば、安くするよ。)
興味と時間がある人は 面白いと思うのでぜひ。

まあ、宣伝でした。

それでは。
23:59 | 芸術 | comments(33) | -| - |
直島
ずーーっと、行きたかった地中美術館。
ついに、もぐって来ました。
すごいところです。とっても贅沢な空間です。
入場料も2000円!と破格に高い。学芸員も博士みたいな服着てるし。
そして何より、展示がすごかった。
見て、スゴイと胸張っていえる凄さが凄い。
ジェームス・タレルって普段 何考えてるんだろう?
とても、きれいでした。

僕は展示が多すぎる展覧会は、集中力がもたないし、
飽きてしまうから あまり得意ではありません。
(そのくせ貧乏性で、全部見ないと損したきになる)
だから、こんだけ展示と空間を絞って見れるのはなかなか良いなと思いました。
だって八個しか展示がないのです。

だけど、システムが悪いと思います。
今までの美術館が 兄弟がたくさんいた高度経済成長期の子供だとしたら
地中美術館は 一人っ子で 小さいころから ブランドの服着てる現代の子供のようです。
自由気ままに のびのびできない。過保護すぎるよ。
建物の写真はダメから始まり、スケッチするな、壁に触るな、荷物は預けろだ。
注文の多い美術館だ!
だいたい 見学前に作品を一通り説明するのも意味がわからない。
聞きたい人だけでいいじゃないか!

でも、タレルは本当にすごい。
二回船で行ったかいがあったと思う。

余談1
草間彌生の「南瓜」がなかった。
何故かというと 前回の台風の時に
どんぶらこどんぶらこ 桃太郎の桃のごとく海に流されたそうな。
で 今回の台風の前に隠したんだそうです。
残念だが ない日の方が まあ 珍しいから‥ 無理矢理納得。
土台がポツンとある姿も味がありました。

余談2
島で西沢立衛さんを見ました。
新しい美術館の模型があったので その打ち合わせでしょうか?
(その美術館も展示は二個に対して 超巨大空間をつくるというものでした)
あの島は どこに向かっているのでしょうか?
あと、ゲーリーにでも建ててもらったら テーマパークになってしまうよ。
人口は30年くらいで半分にまで減少し
島の道は 美術館目当てのお洒落な格好の若者だらけ
バスに乗って 美術館だけ行ってさっさと帰っている人ばかりのようでした。
もちろん 僕もその一人だし 島外の人間だから
島の運営方針には何も言う権利はないのですが‥
でも、なんとなく複雑な気分でした。
みんな 島の人ともう少ししゃべったりすればいいのに‥



            
23:47 | 芸術 | comments(1) | -| - |
変身
不思議の国でアリスが小さくなったように
カフカの変身の主人公が虫になってしまったように
僕が明日、今日の僕である保証は無い。


知り合いに連れられ、国会議事堂に入る機会を得たのだが、
でかいのである、自分が子供になったようだ。
スケール感がズレルだけで、空間の非日常性があんなにでるものかと…
自分のスケール感覚なんて曖昧なものだ。
でも地下通路とか、細かいディテールとか、さりげない大空間とか
なんか良かったな。
特に、ひとつの空間に明暗がある廊下が良かった。
明るい部分とか、真っ暗な場所とかあって


ロン・ミュエク(大きかったり、小さかったりするリアルな人体の模型をつくる人)
という人の作品を見た。
前から とても興味があったのだが
実物は凄いな。自分が小さくなったと思った。
普段どれだけ、視覚に依存し、表層の情報を鵜呑みにしてるのか
少し怖く思った。
写真でしか見たこと無いけど、おっさんが部屋の隅にいるやつとか
男の子がしゃがんでるのは もっと凄いと思う。
今回はベッドで寝てる女の人しか展示してなかってけど
あれは、カルティエの美術館の空間の方が収まりが良さそうでした。




↑楽しかったけど、金持ちの匂いがする展示が多く感じた。
 道楽的というか何というか…



生物は急に大きくなったり、小さくなったりすることはないのかな?
まあ、そうなったら あんな感じなのかなぁ。
02:25 | 芸術 | comments(3) | -| - |
不確かである。
     


1、知らないものを見れば、不思議に思う。

  じゃあ、僕らの知っているものは何なのだろうか?

  結局は知らないモノだらけ、
  知っているつもりのモノだらけ

2、知るという事は 多分 とても簡単な事
  だって、キーボード叩いてreturn押せばでてくる。
  だけど、それは表層の知識である。
  そんなもの溜め込んでも 辞書やコンピューターには勝てっこない。

  大事なのは 経験から得る知識
  考えたり、行動を通して
  知っている事を 理解するという事

3、1500年くらい前(これが正しいのなんて誰にも分からないけど)の地球の裏側(これ  だって集団ドッキリかもしれないけど)でつくられた壺の絵は不思議と馴染む。
  
  やっぱり、人間なんて本質的には変わんないのかも知れません。
02:56 | 芸術 | comments(2) | -| - |
影の光
あれ?何か無理してるかも… と感じると何故かひいてしまう時がある。
友達と話していても、テレビ見ていても、仕事していても
何していても…

Olafur Eliasson による
原美術館 での 
展覧会。
すごい混んでた。

とても 美しいのである。

だけど、
スプリンクラーのコードとかが思いっきりホームセンターとかにあるやつ…
どっかの美大の先生が 白い巨塔の回診シーンのようにゾロゾロ歩きまわる…

うーん、何かなあ…

あんなにキレイなのに、あんな気分になったのは何故でしょうか…

光という自然現象を扱う以上、
本物の圧倒的な美しさの前ではかすんでしまうからかな?
発想の素晴らしさに嫉妬しているのでしょうか?

何となく
遠藤周作の『砂の城』思い出した。
02:52 | 芸術 | comments(2) | -| - |
不思議な鏡は二面性
キレイな花にはとげがあるし
よく効く薬は苦いもんだし
純粋な子供は、その反面とても残酷であったりする。






世の中は何事も二面性があると思う。
同じものを見ていても見方ひとつで、前向きにも、後ろ向きにもとれちゃう。
困ったもんだが、だから面白いとも言える。(ここでも二面性!)
あの娘の嫌いなところも、視点を変えればチャームポイントだったりするもんだ。
こう考えるのは、きっと人生が楽しくなるコツだとも思う。

彼の絵はかわいらしいのに、ゾクゾク。
彼の絵は楽しげなのに、重要な警鐘。

それと、モノも、人も含めた全ての動物も、植物もみんなが対等に描かれているのが良かったな。


ミヒャエル・ゾーヴァの世界展
http://www.matsuya.com/ginza/index.html
01:52 | 芸術 | comments(0) | -| - |
心意気
母親と『信長』見てきました。
母親が歌舞伎狂であることから、たまに歌舞伎や、縁の人が出演する劇を見に行ったりします。そこで、必ず思う事、思い出す事があります。

          

昔、エジプトを旅行していた時のこと
その日はハトシェプト女王葬祭殿という かなり有名な遺跡に向かっていました。
(97年テロリストによる銃乱射事件があったところ)
バスかなんかで移動していて、小休憩していると 丘の向こうで小さな遺跡の修復をしている人たちがいました。僕は無性にその姿に感動したのです。
観光客なんか誰もいない本当にへんぴなところでね。大人達が一生懸命修復作業をしていたのです。(いずれ金儲けの場になるかもしれないけど、その時はとても純粋な目的に向かっているように感じたのです。)

その時
あー、これが文化なのだと
技術とか、モノとかは あくまで手段であり媒体でしかなく
残したいとか、伝えたいという 心意気自体が文化なのだと
感じたのです。

僕はストーリーもさることながら、演者の心意気に触れるのも あーいった世界の醍醐味だと思います。
信長の演技そのものは、あの人は歌舞伎をやる人なんだな と思いましたが、心意気はビシバシ放たれていました。
23:55 | 芸術 | comments(0) | -| - |
四次元写真
    


今までみたことのない 写真と哲学に溢れていた。

芸術は近似値を探す作業であり、見えないものを見えるようにする。
ことらしい。

数学という不変の、ある種の時の流れに無縁のものたち それ故に永遠を感じてしまう。
過去を生きた生物、矛盾をはらんだものたちの生きている姿。
二次元の平面に在る、星、光の確実な時間の流れ。
全部、見ちゃったよ。

なんて美しく、面白いことを考える人なんだろうなぁ。
杉本 博司さん。出会えて良かった。(注:本人にではない)
ここ一年で最高の展覧会でしたね。

00:54 | 芸術 | comments(2) | -| - |
2.0kg
北斎展の図録は2キロある。模型の養生には便利だ。
圧倒的な量の作品と表現力。
本当に描く事が好きだったんだろうなぁ…
そして、とてもお茶目な人だったに違いない。


              



いろんな形の紙に いろんな構図 いろんな題材
水の描き方が多様で面白かったし(特に『游亀』というやつ)、動物の目とか(特に『軍鶏』というやつ) マンガの人の表情とかスゴイ!
題名の枠とかすごいポップなもの(お化けのシリーズとか)がたくさんあって
今まで持ってたイメージと全然違った。やっぱり足を運んで見なくちゃダメだね。 
日本人としての遺伝子が鼓舞する展覧会だったなぁ。
23:33 | 芸術 | comments(1) | -| - |
刑務所の中庭
プーシキン(音がとても不思議で気持ちよい)美術館展。

僕は印象派と呼ばれるような絵はあまり得意ではいので、ボッーと見ていると…
ゴッホの『刑務所の中庭』 見とれてしまった。
線とか色とか 強い 引き込まれる 圧倒的すぎた。
あの一枚で行って良かったと思えた。


       

自殺する五ヶ月前に病院で描かれたものらしいが、すさまじい世界観だなぁ
どんな色で世界を見ていて どんな人だったんだろう?

http://www.tobikan.jp/museum/pushkin.html

それにしても東京都美術館はいつ行っても、混んでるし、おばさんうるさいし、動線はヒドいし、空気淀んでて居心地わるいっすね。ベルトコンベアみたいだもん…
01:38 | 芸術 | comments(1) | -| - |